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一笑・丸八製茶場東山店
金沢の代表的観光地「東の廓」に位置する、茶屋町家の再生工事である。
老朽化した建物の傷みが激しい上、外壁は隣家と接しており工事に難渋した。基礎を含めた構造補強と、新しい設備、意匠によって加賀棒茶の専門店にコンバージョンした。1階はプランを大きく変更、店舗として一新したのに対して2階は修繕に留め、新旧の対比をテーマとした。既存構造材はできるだけ古い木材をそのまま利用し、新しく加えた木部は全て白木で仕上げてある。
歴史都市金沢にあって、古い木造家屋は年々減少している。古いものを古いまま残すのではなく、古い家屋に手を加えることで、現代的な暮らしに合った第三の空間に更新することができるならば、このような町家はより残りやすいだろう。その前例となるよう考えた。
所在地 石川県金沢市東山
竣工 1994.8
用途 店舗
延べ面積 187 u
掲載誌 GA JAPAN 11
新建築住宅特集1995.8
原稿 けんせつほくりく 1994.11
記事 北陸中日新聞 1994.11.30
リンク 茶房 一笑 <http://www.kagaboucha.co.jp/issyo/index.html>
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